私の「原発性アルドステロン症」

まず、この病気について簡単な解説があるので紹介します

”副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることにより、高血圧や血液中のカリウム濃度の低下を引き起こす病気です。高血圧の方のうち、およそ10%程度の方がこの病気である可能性が指摘されています。副腎にできた腫瘍が原因となることもあり、治療せずに放置していると、脳卒中や心不全などの一因となることもあります。”

兵庫医科大学病院より


私の最初の症状は高血圧症との診断をされたことから始まります

当時の私の身長体重は155.5cm、46kg 年齢は45歳頃(約10年前)
診断されてすぐに家庭用の血圧計を購入しました

最初は成人病と言われるには少々早いものの、両親が瘦せ型の高血圧だというのを知っていたので、私も遺伝でこうなのだと思いました。治療は一般的な高血圧の治療薬を飲んでいたのですが、時々動けなくなるほど血圧があがり頓服ももらっていました。(この時飲んでいた薬の名前は記録が残っていないために不明)

痩せているのに下半身が浮腫むなどの症状もあったのですが、これも体質だと思っていました。ずっと後になって、原発性アルドステロン症の症状で血液中のカリウム濃度の低下するためだと知りました。

(現在はカリウムのサプリを飲んでいます。内科の先生からは処方していただけるということですが、あまり負担にはならないので自分で購入して飲んでいます。2023年3月現在)


原発性アルデストロン症とわかったきっかけ

引っ越しがきっかけになりました。
大阪から愛知県名古屋市に引っ越し、手持ちの薬がなくなったので一番近所の内科の先生にお薬手帳を持参して訪れ、服用中の薬の多さに驚かれました。その先生が試しにアルドステロン症に効果のあるお薬を出してくださった結果、見事に血圧が安定し、多種類のお薬や頓服を飲まなくて済むようになりました。


原発性アルドステロン症は手術で治療できます

副腎から分泌されるアルドステロンというホルモンの過剰分泌が原因で起こる高血圧なので、高血圧の中でも治療のできる病気です。アルデストロンのコントロールをする高血圧のお薬をやめて、一般の薬に変更し、三週間が経過したのち、検査入院して鼠径部からカテーテルをいれて副腎付近のホルモンの計測をして手術が可能かどうかを確認します。

検査入院は2泊3日ほどでした。私もホルモンの過剰分泌も確認されました。

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さて手術です!

内視鏡の手術で、副腎の切除をします。

ところがです。。。
私の場合、両方の副腎から過剰に分泌されていたために、両方は切除できないため、手術不適合となってしまいました。
ただ、CT検査で、片方の副腎に良性であろう小さな腫瘍と、胆石がみつかりました。とはいえ、どちらもまだ悪さをしていないようなので手術はしません。経過観察で年に一度のCT検査となりました。

結局、手術で治せる高血圧でも、両方の副腎からのホルモンの過剰分泌では手術をすることが出来ず、薬で血圧のコントロールをするしかありません。残念です。この先に何か変化があれば追加で記入していきます。


あなたの高血圧は手術で治せるかもしれません

諦めないでください。
この記事を読んで「もしや!」と思い当たることがある方のお役に立てればと思い日記として残しておきます。



紙月天華の黄昏屋

陰陽占術師です。占いだけでなく、自分の手術、病気体験などを綴っています。