事例1 Aさん女性(相談者) 生年月日1995年3月10日生まれ
事例1
Aさん女性(相談者) 生年月日1995年3月10日生まれ
Bさん男性(交際相手)1990年12月20日生まれ
三年半お付き合いしている彼からの別れ話になり別れてしました。
これまでも何度も別れたりくっついたりしています。
年齢的に結婚を考えていたのですが、このまま関係は終わってしまうのでしょうか?
どうすればうまく彼と付き合えるでしょうか?
Aさんの四課三伝
月将 亥 日干支 庚子 2局陽 元首課
初伝 戌 玄武
中伝 酉 太常
末伝 申 白虎
一課 未 天空
二課 午 青龍
三課 亥 太陰
四課 戌 玄武
Bさんの四課三伝
月将 寅 日干支 己未 6局陰 知一課
初伝 酉 螣蛇
中伝 辰 太常
末伝 亥 六合
一課 寅 天空
二課 酉 螣蛇
三課 寅 天空
四課 酉 螣蛇
四課三伝をざっと説明します
初伝は生まれ落ちた環境0~30歳頃までの運勢
中伝は現在(青年期のほとんどがここをみれば当てはまります)
末伝は60歳以降の晩年期
一課は本人の持つ気質や才能
二課は周囲から加わる影響
三課はあなたの業(ごう)=人生の課題(異性運)
四課は相手の状況(結婚、子供運)
Aさんを視てみましょう。 「玄武」(2/7)を二つもつ
慎重派な性格で、石橋を叩いて渡る正確なうえ非常に頑固でいらっしゃいますね。
中伝に「太常」がありますが、非常に我慢強い性格でもあるため、我慢している間に荒波を超えて、最後には自分の進むべき道を歩くという運命にあります。
右上に「元首課」というのがありますが、ここに元首のある方は根っからのリーダー格だと言われています。 これまで慎重な判断で間違いが少なく生きてこられて、そのことにも自信をもっていらっしゃるように視えます。
Bさんを視てみましょう。 「螣蛇」(3/7)が三つもあります。
主に与えられる環境下でいつも不安を抱えてこられたようです。螣蛇の多い方は白黒はっきりしているうえ、自分の信念を曲げられない性格なのですが、反面、困難に対し迎え撃つ立場になると非常に強いストレスを感じやすく、緊張と絶対に勝ち抜こうという強い意思から、心身ともに疲れ果ててしまう性格が根本にあります。
また、右上に「知一課」とありますが、知一の方はどこかしら一般的な人の思考よりずれている方が多いです。これがどう表面化するかといいますと、状況、環境など関係なく、勝手に怒って勝手に結論を出して、螣蛇の影響もあり、自分は間違っていないと言い切ってしまうように視えます。
このお二人の関係をみますと、常にBさんが問題を起こして一人で騒いで、別れを決めてしまったり、別れたと思えば、急に不安を感じて、すぐに復縁を切りだしたりという、一人でお祭りをしている状況なのです。
忍耐強いAさんは、これに対して、耐えれば嵐が通り過ぎると思っている間に、気付くと別れて復縁しているといった、温度差があるようです。 これまで通りAさんが、我慢をしている間は今のまま、また復縁をして今後も続いていくと思いますが、いずれ、結婚となると不安が大きくなるでしょうね。
ではなぜBさんが一人で怒って別れを切り出すのか原因を知ればもっと建設的にお二人の関係を築いていけるはずです。 そのヒントは、彼を不安にさせないことです。つまりAさんが非常に我慢強いので常にBさんに合わせられるものの、Aさん自身の「本音」が分からず不安を感じているのです。
白黒はっきりしたBさんの性格に合わせて刺激しないでおこうと思っていたところを、「実はこういったところは私はつらかったの」だとか「たまにはいつものコースでなく遠回りして帰らない?」などといった甘えなどを示すことで、BさんはAさんに愛されて求められる実感を持てるはずなんです。
つまり、男性であるBさんは、いくら賢明で大人なAさんであっても、自分を男性としてみて、男性として頼って欲しいという独占欲とか征服欲に似た「実感」を感じられれば不安が消えるわけです。 Bさんが一人で騒いでいるようにはたからは視えますが、本人はそれが理解できないということを、Aさんが理解し、上手にBさんを男性としてたててあげるだけで全てうまくまわっていきますよ。 Bさんは末伝に「太常」がありますから、晩年にむかって落ち着いたどっしりとした貫禄の出る男性になられます。
近いうちにいつものようにBさんが復縁を求めてきて、Aさんも応じる気持ちがあるのでしたら、Bさんを不安にしない方法で甘えたり頼ったりして、男性としてみることを是非試してみてくださいね。 以上がこのお二人の男女の関係を六壬神課で読み解いてみた回答になります。陰陽が同時に存在することが基本にありますので、Bさんの強気な態度の裏側には脆さがあることを想像しながら接すると、気難しく視えるBさんも、扱いやすい男性に視えるはずです。
以上が今回の鑑定事例です
私の鑑定の一部を記述させていただきましたが、実際はこのままだとは限らず、会話を重ねながら絡まった糸をほぐしていく作業から始めます。機会がございましたらいつでも承りますので、お声掛けくださいね。^-^/
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